ファインバブルを自宅に取り入れる方法は、大きく分けて「シャワーヘッドを交換する」か「給水管に生成装置を設置する」かの2つです。結論を先にお伝えすると、浴室だけで手軽に始めたいならシャワーヘッド型、キッチンや洗濯まで家中の水すべてに効果を求めるなら給水管設置型が向いています。
ただし、この2つは単に「範囲の広さ」が違うだけではありません。気泡を生成する仕組み、費用の構造、生成される泡の質と持続性まで、性格の異なる選択肢です。この記事では両方式の違いを4つの視点で比較し、併用という選択肢や、あなたの住まいに合った判断基準まで解説します。
2つの方式の仕組みの違い
はじめに、それぞれがどこで気泡を作っているのかを確認しましょう。シャワーヘッド型は、ヘッド内部の細かな流路に水を通し、吐水の直前に微細な気泡を発生させる方式です。工具なしで交換できる製品が多く、導入のハードルが低いのが特徴です。ウルトラファインバブルそのものの基礎知識はウルトラファインバブルとは(総合ガイド)で詳しく解説しています。
給水管設置型は、水道メーター二次側の給水管に生成装置を1台設置し、家に入ってくる水そのものを処理する方式です。ホールインワンの工事屋さんが施工するWHOLE IN ONEの場合、特許取得のキャビテーションノズル(特許第7260925号・第7376904号)が、水道水に溶けている気体を減圧によって析出させてウルトラファインバブル化します。外部からの空気注入や外部電源は不要で、可動部品がないためメンテナンスも要りません。装置を通過した後のすべての蛇口から、ウルトラファインバブルを含んだ水が出る仕組みです。
装置そのものは驚くほどコンパクトです。標準モデルのTFB20-N2は全長82.2mm、G3/4接続で、材質は真鍮・ステンレス・POM。適正流量は5〜70L/min、使用温度は0〜45°C(最大耐熱80°C)と、一般家庭の給水条件を幅広くカバーします。日本水道協会のJWWA認証(Z-408)を取得した水道機器であることも、給水管に直接設置する方式ならではの安心材料です。
効果範囲の違い。1箇所か、家中か
両者の最も分かりやすい違いは、効果が及ぶ範囲です。シャワーヘッド型の効果はそのシャワー1箇所に限られます。浴室での洗髪や洗顔が主な目的であれば十分ですが、キッチンの油汚れ、洗濯、洗面台、トイレといった他の水回りには効果が届きません。
給水管設置型は、1台の設置で家中すべての蛇口に効果が及びます。WHOLE IN ONEでは、装置設置後もキッチン98.06%・洗面台98.97%・シャワー98.65%(単独使用時)という流量維持率が確認されており、複数箇所の同時使用でも平均97.59%と、水の勢いをほとんど損なわずに全館へ効果を行き渡らせます。浴室の美容目的だけでなく、掃除の負担軽減や洗剤削減まで狙うなら、効果範囲の差は決定的な違いになります。
効果の中身も、範囲の考え方に関わります。ウルトラファインバブルに期待できる効果は、バイオフィルムの剥離や油汚れの吸着といった洗浄面、毛穴洗浄・保湿・保温といった美容面、洗剤や水道代の削減という節約面の3分類です。このうち美容面はシャワー1箇所でも得られますが、洗浄面と節約面は水を使う場所すべてに関わるため、方式の違いがそのまま享受できるメリットの幅の差になります。
費用比較。本体価格とランニングコスト
次に気になるのは費用です。ホールインワンの工事屋さんの料金を例にすると、シャワーヘッドは32,560円、給水管設置型は給湯器元付けの標準工事で88,000円(北摂給湯器パックは55,000円)、家中一括導入で約208,000〜248,000円(建物により変動)が目安です。初期費用だけを見ればシャワーヘッド型が手頃ですが、1箇所あたりの単価と効果範囲をあわせて考えると印象は変わります。
| 項目 | シャワーヘッド型 | 給水管設置型(WHOLE IN ONE) |
|---|---|---|
| 方式 | ヘッド内部で吐水直前に気泡を生成 | 給水管の装置で家に入る水を処理 |
| 効果範囲 | シャワー1箇所のみ | 家中すべての蛇口 |
| 費用目安 | 32,560円 | 給湯器元付け88,000円(北摂パック55,000円)/家中一括 約208,000〜248,000円/レンタル月3,300円 |
| 工事 | 不要(自分で交換) | 必要(最短40分で完了) |
| 保証 | 製品により異なる | W保証(製品保証10年+施工保証10年)+3ヶ月効果実感保証 |
ランニングコストにも注目してください。WHOLE IN ONEは電気代ゼロ・消耗品なし・メンテナンス不要のため、設置後の維持費が発生しません。さらにメーカー製品保証10年に施工保証10年を加えたW保証が付くため、長期間の利用を前提にすると費用対効果の見え方が変わってきます。プラン別の詳細は設置工事料金のご案内を、支払い総額の考え方はウルトラファインバブル導入の費用相場の記事をご覧ください。
泡の質と持続性の違い
見落とされがちですが重要なのが、生成される気泡のサイズと持続性です。ファインバブルには、一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)も普及に関わるISO規格上の分類があり、直径1〜100μmのマイクロバブルと、直径1μm未満のウルトラファインバブルに分かれます。市販のシャワーヘッドには、白く見えるマイクロバブルを主体とした製品も多く含まれます。マイクロバブルは浮力で水面に浮かんで短時間で消えるため、効果は使っているその瞬間が中心です。
これに対してウルトラファインバブルは、浮力がほぼゼロのため水中に数週間から数ヶ月残留します。WHOLE IN ONEでは、島津製作所製の測定装置SALD-7500nanoによる測定で、流量5L/min時に1mLあたり2億2,780万個、15L/min時には5億860万個のウルトラファインバブルが確認されています。配管の中を流れる間も気泡が残り続けるからこそ、給水管設置型は家中への効果が成立するのです。製品を選ぶ際は「どのサイズの泡が、1mLあたり何個生成されるのか」という測定データの有無を確認することをおすすめします。
併用という選択肢もある
2つの方式は、どちらか一方しか選べないわけではありません。給水管設置型は既存の蛇口やシャワーヘッドをそのまま使える方式なので、お手持ちのファインバブルシャワーヘッドと組み合わせることができます。給水管の装置でウルトラファインバブル化された水が、さらにシャワーヘッドを通ることで、両方の特性を同時に活かせる構成です。
すでにシャワーヘッドを購入済みの方が「買い替えないと給水管設置型にできないのでは」と心配される必要はありません。シャワーでの使い心地や浴室まわりの活用方法はシャワーページで詳しく紹介しています。
逆の順番、つまり「まず給水管設置型を試してから考えたい」という方には、月額3,300円(税込・初期費用別)のレンタルプランという入り口もあります。いきなり一括購入を決めるのではなく、レンタルで暮らしの変化を確かめてから購入に切り替えるという段階的な選び方も可能です。
どちらを選ぶべきかの判断基準
最後に、選び方を整理します。判断の軸は次の3つです。
- 効果を求める範囲: 浴室だけならシャワーヘッド型、キッチン・洗濯・掃除まで含めるなら給水管設置型
- 住まいの条件: 持ち家なら給水管設置型を選びやすく、賃貸は貸主の承諾が必要(シャワー専用モデルやレンタルという選択肢もあり)
- 期間の考え方: 短期のお試しならシャワーヘッド型、10年単位で使うならランニングコストゼロとW保証のある給水管設置型
給水管設置型と一口に言っても、WHOLE IN ONEには配管の口径や用途に応じたラインナップがあります。13mm配管用のTFB13-N2、20mm配管用の標準モデルTFB20-N2、25/30mm配管用のTFB30-N2に加え、大流量向けのTFB40-UNITとTFB50-UNIT、単水栓用のTFB13-BK、そしてシャワー専用のTFBSまで揃っており、戸建て・マンション・賃貸それぞれの条件に合わせた提案が可能です。どのモデルが適合するかは給水設備によって異なるため、現地確認を含めた無料相談でご案内しています。
迷った場合は、生活の中で「水を使う場所がどれだけ分散しているか」を思い浮かべてみてください。効果を実感したい場所が浴室以外にもあるなら、1台で家中をカバーできる給水管設置型のほうが合理的です。導入前に知っておくべき注意点はウルトラファインバブルのデメリット5つで正直にまとめていますので、比較検討の仕上げにご活用ください。
よくある質問
そのままお使いいただけます。給水管設置型は水道メーター二次側の給水管に装置を設置する方式のため、その先にある蛇口やシャワーヘッドは既存のものを変更する必要がありません。お気に入りのシャワーヘッドがある方は、それを活かしたまま家中の水をウルトラファインバブル水にできます。
シャワーヘッド型で微細な気泡が生成されるのは、そのシャワーヘッドを通った水だけです。キッチン・洗面台・洗濯機・トイレなど他の水回りには効果が及びません。家中の水すべてに効果を求める場合は、給水管に1台設置するタイプが適しています。
ホールインワンの工事屋さんの場合、最短40分で設置が完了します。水道メーター二次側の給水管に装置を1台取り付ける工事で、大がかりな配管の引き直しは必要ありません。工事の流れや当日の作業内容は無料相談時に詳しくご説明します。
給水管への設置工事をともなうため、賃貸住宅では大家さんや管理会社の承諾が必要です。承諾が得られない場合は、シャワー専用モデル(TFBS)や月額3,300円のレンタルプランなど、賃貸でも導入しやすい選択肢をご案内できますので、まずは無料相談でお住まいの状況をお聞かせください。
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